2016/06/07 スタッフの遅刻を直すには
おはようございます。
愛知家のおかみ坪内直美です。
愛知家は一週間の始まりです。
今週もよろしくお願いいたします。
ちょっと前の話ですが
うちのスタッフのKくん
週に2回も遅刻をしました。
1時間以上も!
理由、寝ぼう。
お店から3分のところに学生専用の
マンションがありまして
30年大学生と一緒に仕事をしています。
若い子は眠りが深いから仕方がないわよね。
なんていう訳ないでしょう!
こってりと説教しました。
そうしたら
2時間寝込んだ。
怒るってエネルギー使いますね。
若いころはところかまわず
怒鳴りまくっていました。
ダメだ、怒るのはやめよう。
で、Kくんにいいました。
「すまない、K、もう君を怒ることはできない
だから、ひとりで強く生きていって
ください」と。
そうしたら、遅刻直った。
11時の出勤で10時58分タイムカード
押しですが
走ってくるようになった。
見放された?まずい!
と思ったかもしれませんが
もうひとつ、思ったこと。
遅刻をして一番困るのは
おかみです。
そりゃあ、みんなに迷惑がかかるだの
社会にでたら通用しない、だの
教科書通りのことは言いますよ。
でもね、今回K君に
「もう、君を怒れない」
と言ったことで、私の中で覚悟ができたと
思うのですよ。
スタッフが遅刻しようが
急に休まれてしまっても
全て背負おうと。
お客様を失うことがあっても
その子を採用したのも、仕事を教えたのも自分。
もしかしたら、Kくんは察したのかな。
この日からKくんの働きぶりが
変わりました。
元々、料理オタク。
こどもの頃から料理番組ばかり見ていた
そうです。
おかみが作っていた、にんじんドレッシング
ポテトサラダも作ってくれるようになり
後輩に玉子焼きも伝授してくれるようになりました。
彼の玉子焼きは絶品です。
もしかしたら、愛知家の中で一番上手かも。
今月から、K君の時給を上げました。
スタッフの遅刻でお困りの
飲食店経営者の方に
参考になれば。
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遅刻したら罰金とか、時給マイナス
なんてのは×ですよ。
人は罰則では変わりません。